少し前にお知らせしていたことですが、われわれのXamarin同人誌「Essential Xamarin」が、9/1にインプレスR&Dさんから出版されます。
商業化したということで、販路が広がって、Kindle版も出ています*1
https://www.amazon.co.jp/dp/B07539YT44/www.amazon.co.jp
1冊になったので、この4体も当初の計画のように1枚絵になりました。
商業化に際しては、ひらのさん(@ailen0ada)によるXamarin.iOSの記事が追加されたり、最新情報に合わせたアップデートが行われたりしています。あとプロの編集さんが手を加えた原稿をgit diffで眺めましたが(編集作業のやり取りもgithub上で行っていました = 編集済みの原稿をcommitしていただいていました)、やっぱりプロの作業は違う…われわれも相互レビューしているのですが、文言レベルでより誤解を招かないようなかたちにする修正などは、経験が出ますねー。
Essential Xamarinは、軽い気持ちで執筆者を募集したら、気づいたらXamarinコミュニティのガチ勢が本気で書いた原稿だらけになって、これは商業化できるレベル…!と思っていたら、実際に商業化の流れになって、いい話になったなという感じでした。
もうひとつ面白いのは、本書は新しく「技術書典シリーズ」というコレクションの2冊めの本として出るということです*2。技術書典はもともと同人誌から技術書界隈を元気にしていこうというノリで始まったものでしたが、同人誌から目立ったものを出版社が拾い上げて商業化する流れがあって、既に何冊か出ています。
技術書典は、そういう意味では「宝の山」なわけです。当然、出展者の数も多いわけです。前回の技術書典2が190件近くあって、10月の技術書典3も会場が同じだしほぼ同数でしょう。そこから拾い上げられた書籍、というある種のクロスボーダーなシリーズということになるわけで、これが通好みのものなのか、完成度が高いものなのか(あるいは全然別の評価が妥当なのか)はわかりませんが、ひとつのブランドとして通っていくと面白いなと思います。
ちなみに、技術書典3には、この同人誌版のEssential Xamarinも売り物として持っていく予定です。同じ会場でインプレスR&Dさんがこの商業版も販売する予定なので(その案内もこちらのブースで出す予定です)、どのように売れるかは見てみたいですねー、という話を出版社の方としていました。
技術書典は、わたし自身は運営にも片足を突っ込みながらサークルも回しているという特殊事例なのですが(それで特別扱いされることは無いです)、サークルの回し方なども初心者なりに適宜広めながら技術書典3に向けて進めていこうと思います。Xamaritans(サークル)のほうは、初稿締切までは3-4週間ですが、まだ執筆者も募集しているので、参加してみたいという方がいたらお気軽にご連絡ください。名前はXamarin系ですが、Xamarinと関係ない記事も書かれる予定ですし、商業化クオリティ…!とか気負ったことは考えずに、同人誌らしいものをのびのびと書いてもらえればと思っています。
*1:まあKDPならわれわれでも出せましたが
*2:ちなみに技術書典シリーズ第1弾は最新JavaScript開発です。