Essential Xamarin: postmortem

今年は珍しくGoogle I/Oに来ています。いろいろ聞く準備が出来ていなくてあかん…

さて、技術書典2/超技術書典で販売していたEssential Xamarinについて、いくつかお知らせがあるので、ついでに(?)技術書典へのサークル参加の事後的な情報も含めて、書いておこうと思います。

boothでEssential Xamarinの販売を開始しました

先月下旬にbooth.pmに入庫して以来、首を長くして待っていたのですが、ようやく販売できる状態になったので、ショップページを公開しました。

xamaritans.booth.pm

今回、同人誌の印刷から販売まで、初めてのことが多く続いているので、いろいろとなるほどなあという気持ちでやってきましたが、ひとまずご要望を何件かいただいていた、「遠隔地の方でもちゃんと入手できる」状態になったので、ひとまず技術書典2にかかるタスクは(外向けには)片付いたと思って安心しています。

技術書典2での参加実績と制作情報

技術書典2では、Yin/Yangともに100冊ずつ持って行ったのですが、おかげさまで、11時の一般入場開始後、2時間半で完売しました。ご購入いただいた皆様ありがとうございました。技術書典2そのものも、大雨の中、3000人以上の方に参加していただいて、運営スタッフとしても嬉しい気持ちです。

初参加でこれだけ売れたというのは、運良くMono/Xamarin開発の最先端執筆者をかき集められたということもありますが、技術書典というイベントの参加者層の高いアンテナと購買行動の成せる業というものでしょう。次回も何とか参加できるかたちにもっていけたらな…と思っています。Mono/Xamarin関係で同人誌に参加してみたい方がいたら、われわれにアピールしていただければと思います。

販売部数が想定できない…と言われていた技術書典ですが、最初は各50部くらい刷っていこうかな、くらいに考えていました。すると、公開してから「余ったらJXUGで販売すれば良いのでは」とか「技術書典には行けないから通販してもらえないか」といった話が出てきまして、確かにそれならもっと刷っておいたほうがいいかな、と思って100部ずつにしたのです。この時は、これでもまだ冒険しているつもりだった…!

執筆作業は、ほぼ募集要項で書いた通りに進めました。1月に募集開始して2月初頭くらいからゆるゆると書き始め、3/4に第一締切(Nintendo Switchの発売日に合わせた感じです)、その日から相互レビューを割り当てて進める、という流れで進めました。〆切後から参加したメンバーもいて、レビューされていない原稿もあったりするのですが(わたしのだ…!)、まあその辺は割り切りました。

あとは、個人的にですが、うちのサークル以外でも、技術書典の執筆期間中に(というものはないのですが)vscode-language-reviewの問題の報告がいくつか上がってきたりするので、それに対応するなどしていました。主にRe:VIEWを使った執筆中にしか使われないvscode拡張なので、自分の執筆作業中にも上がってくるという…。技術書典3が始まる前に手を入れる時間が作れたら良いなあと思っています。

技術書典2の後は、超技術書典向けの在庫と、今回の通販対応を考えなければならなくなりました。しかしどれくらいの部数が求められているのか、さっぱり読めなかったので、twitter上でざっくりとアンケートを取ってみました。

予想していたよりもはるかに大きい数字が出てきたのでびっくりしたわけですが、じゃあ少し多めに作って、余ったら他のイベントなどでも配布しようかと、だいぶ余裕のある数字で増刷しました。そしたら、超技術書典のほうでは、技術書典2の半分も売れていないので(そもそも技術同人誌を買いに来るイベントではない)、今は「がんばって売り切らないと余る」感じです(!)

Essential Xamarinの商業出版が決定しました

さてもうひとつ。技術書典2の後、インプレスR&Dの方からコンタクトがあり、このクオリティなら十分だから商業出版で出してみないかというご相談をいただきました。告知で「商業レベルで出してもいいんじゃないのこれ…?」って書いたのですが、完全に計画通り…!

インプレスにはNextPublishingというオンデマンド印刷中心のブランドがあるのですが、Essential Xamarinもここから出すという流れで動いています。また、一般の書店で紙の形式で並ぶということは、ほぼ無さそうです。

商業版は、同人版に執筆陣がいくらか手を加えたものを1冊にまとめて、3000円以下くらいの価格で販売する予定です。夏頃に刊行できれば良いと思うのですが、現時点でわたしが手直しの進捗ゼロなので…(de:code直前ですし…)まあなんとかします(何)

ちなみに、このこともあって、同人版の価格は、本当は1500円にしようと思っていたのですが、それでは高すぎるので、紙の書籍版、ダウンロード版ともに1000円としました。ダウンロード版は商業版が販売開始したら終了する予定です。(まあ余ったらちょっと困るというかもったいないのは紙のほうなのですが。)

とりあえず、こちらは続報をお待ちください。