(お知らせ) Xamarinを支える技術 at de:code2017

こんにちは、「ゴールデンウィークがあと1ヶ月続けばいいのに」とついうっかり書いたばかりに、そのGW中にチーム全体がリストラされることになった6年前を思い出しているatsushienoです。ホント、GWがあと1年くらい続けばいいのに

さて今日は軽くお知らせです。

日本マイクロソフトが5/23、5/24の2日間で開催するde:code2017で、50分のChalk Talkをやります。

Sessions - de:code (decode) 2017 | 日本マイクロソフトの開発者/アーキテクト/IT Pro 向けイベント - Microsoft Events & Seminars

最初はセッションでという話で来たのですが、わたしが直前まで渡米していてちょっと難儀するかもしれないという話をしたら、うまいことチョークトークに転換して、時間も最後の最後のひとコマに調整していただけました。(感謝しか無い)

なにやらde:codeのトークセッションには全てレベルが割り当てられるらしく、500というのが指定されていて(100から500まであって500は2つしかないらしい)、これは要するに「好き放題しゃべってくれ」という趣旨のものだと思うのですが、わたしは日本法人の基準とか知ったことではないよくわからないので、いつものように適当にお話することになると思います。

お題は「Xamarinを支える技術2017」としました。これはもちろん某書のタイトルパクリなのですがXamarinの皮相的な使い方とかは他の人たちに任せて、こちらではXamarinはどういう技術を構築して今あるものを可能にしてきたのか、今後はどういう技術が求められていくのか、それにはどう対応していくのがいいか、といった話をしたいと思っています。

セッション時間は50分あるので、長くても半分くらいで収めたいのですが、折角なので(?)、今回はメイントピックに沿った範囲で少し低レベルなところをお話ししようと思います。MSILよりちょっと低いあたり。ただ、ガチガチのコードの話をするとしんどいと思うので(わたしも自分で実装しているわけではないのでややしんどい)、少しふわっとまとめていきます。

まあそれだけだとさすがにコアなXamarinユーザーの皆さんでもしんどいと思うので、Buildで何かしらアナウンスされるであろう、もうちょっと上の部分の動向も話に含めたいと思います。VSMacのプレビューなんかはもう誰でも試せますしね。

わたしの担当するチョークトークというのは、参加型のセッション、のようなものです。わたしが一方的にしゃべって皆さんがフンフンと頷いていたら終わる、というものではありません(当日の空気次第ではそうしますが)。わたしと雑談しにくるつもりでいらしてください。あれ、これっていつもコミュニティでわたしが雑談している状態と同じじゃね? Xamarinに純粋に技術的な興味のある皆さんと直接対話できる貴重な機会()なので、楽しみにしています。もちろんXamarinを使っていない方も大歓迎です。ぜひ参加してわれわれに外の世界の話を聞かせてください。

また、チョークトーク セッションの前に、こういう質問や話をしたい、ということがありましたら、事前にわたしにお伝えしていただければ、出来る範囲で回答を用意したいと思っています。このエントリのコメント欄やはてブmastodonアカウントでお伝えください。あるいはtwitter#decode2017xamarin などと付けてもらえれば、不定期的に探します。

さて、de:codeに参加される方にひとつお願いがあります。セッション評価は、皆さんの技術的良心に従ってつけてください。セッション講師が「いい評価を付けてください」とお願いしたから、とか、推しセッション講師だから、とか、講師に自己アピールして取り入りたいから、といった非技術的な理由で、評価が歪められ、真に価値のあるセッションやスピーカーがいなくなってしまったら、それは日本マイクロソフトにとって大きな損失なのです。

Satya Nadellaが率いるMicrosoftの社是は「Microsoft製品をもっと使ってもらうこと」ではありません。米Microsoftが目指しているのは「IT技術によってeveryoneをempowerしていくこと」であり、ユーザーにとって最適な技術を提供していくこと(もちろんMicrosoft自体がその場にあり続けられるよう努力していくこと)なのです。日本マイクロソフトの従業員が、自分たちだけを売り込むような振る舞いを見せていたとしたら、それは非常に非Microsoft的なことです。

de:codeに参加される皆さんも、セッション中にそういったノイズが多すぎるなと思ったら、コメントや評価で指摘してあげてください。

それでは、de:codeでお待ちしています。(もし参加できる余裕のある企業などの方がいたら是非参加してあげてください。日本MSが喜びます。) わたし自身は、自分でもかつてまとめたことがあるlanguage server protocolとTypeScriptのセッションや、わたしの裏番組でやっているWindowsアプリケーションの実践的なデバッグ・トラブルシューティング手法などが紹介されるセッションに興味があるわけですが、特に裏番組はさすがに無理だし惜しい…!という気持ちです。